歯周病の治療について

治療を後回しにしてはいけない

異変に気づいたらすぐ診断

まずは、基本的なチェックが行われます。 その時に異常が起こっている部分や、何が原因で歯周病になったのか把握できます。 原因を言われたら、今後の生活の中で改善してください。 改善しないと今回治療しても、いずれ再び同じような症状が起こってしまいます。

悪化している歯周病

どんどん進行すると、基本的な治療だけでは歯周病を治すことができません。 その際は、外科手術が必要になります。 大掛かりな治療なので、それだけ高額な費用が発生すると忘れないでください。 手術をすることで歯周ポケットが浅くなり、ブラッシングしやすくなります。

回復に向かっているか確認する

何回か病院に行って、口内の状態を見てもらいます。 異常が起こっておらず、回復傾向にあると判断されたら通院が終了します。 歯周病を完治させるために、数数か月の時間が掛かると忘れないでください。 自分のスケジュールに合わせて、時間の空いている時にメンテナンスに行きましょう。

異常が起こっている歯を調べよう

歯医者に行くと、まず口内の様子をチェックされます。
歯垢や歯石が溜まっていないか、歯のかみ合わせが悪くなっていないかなどです。
さらにレントゲンを撮影して、どの歯に異変が起こっているのか調べます。
また、喫煙が歯周病の原因になっていることもあるので、タバコを吸っている人の場合は禁煙するように指導が入ります。
いきなり禁煙するのは難しいでしょうが、ずっと吸い続けていると1回治療しても再び歯周病になってしまいます。

定期的なブラッシングを続けても歯周病を改善できない場合は、外科治療を行います。
歯肉を切除して、歯の根本にこびりついた汚れを除去することが目的です。
この方法だと、確実に汚れを除去できるので歯周病を治療しやすくなります。
しばらく様子を見て、歯や歯肉の状態が良ければメンテナンスを定期的に行う作業に移動します。

施術が終わったから、それで歯周病の治療が終わりではありません。
清潔な状態が続いているのか調べるために、定期的なメンテナンスが必要になります。
3か月から6か月に1回、歯医者に行って歯の様子を見てもらってください。
その時に特に異常が見られなければ、そこで歯周病の治療は本当に終わりになります。
メンテナンスの時に異常が見つかれば、さらに歯医者に通わなければいけないので時間が掛かります。
余計な時間と費用を削減するために、施術後もブラッシングなどの予防をしっかり行ってください。
歯を磨くことが、最大の予防になります。